三位一体

1年目/10/4週目

聖書物語シリーズ


  • テーマ    三位一体の神
  • みことば 「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。」申命記6:4

目標

三位一体の神についての知識を得る。

 

内容

神様はただおひとりです。

本当の神さまは、ただひとり、聖書の神さまだけです。ほかにはいません。

 

申命記6:4、イザヤ45:5-6、Iコリント8:4

これらの聖句から、どんなことが分かりますか?

 

→神さまは、ただおひとりで、他にはいないということです。

神さまはただおひとりです。

私たちが信じている、聖書の神さま以外の神々は神ではないのです。

他の宗教の神々も、マンガに出てくる神も、神とは呼ばれていますが、本当の神さまではありません。

 

1、父なる神様

聖書に「父」と呼ばれるお方が出てきますが、誰のことだか、みんなで、聖書を開いて調べてみましょう。

・ヨハネ福音書6:27

・ローマ人への手紙1:7

・ガラテヤ人への手紙1:1 を読んでください。

 

父とは、「父なる神」のことですね。私たちが「天のお父さま」と祈るときの、「父なる神さま」です。

 

2、イエス様は神様です

聖書を読んで、神さまは、ただおひとりで、他にはいないということが分かりました。

その神さまとはどなたでしょう。

・ヨハネ福音書20:28

トマスは、イエスさまのことを誰だと言っていますか?

→「私の主、私の神」と言いましたね。

イエスさまこそが、ただひとりの神さまです。

 

・マタイ16:15-16

ペテロはイエスさまのことを誰だと言いましたか?

→「あなたは、生ける神の御子キリストです」と言いました。

 

3、聖霊は神様です。

使徒の働き5:3-4

 

聖霊を欺くことは、神を欺いたことだとある。

ということは、つまり聖霊と神さまは同じということ。聖霊は3人めの神さまか?

 

Iコリント3:16を開いてください。

私たちの体は、神の神殿ですね。その私たちの体(神さまの住む家)に、聖霊が住んでいますね。聖霊は神さまだから、神さまの家に住んで良いのです。

 

結論 

父・子・聖霊なる神さまは、三位一体の神さまです

 

・聖書には「神はただおひとり、他にない」と書いてあったの

 に、イエスさまも神さま、父なる神さまも神さま、聖霊なる

 神様だったら、神さまが3人になってしまうように思える。

・じつは、聖書は、父なる神・子なるイエスさま・聖霊なる神

 さま、3人とも神さまだと言っています。そして同時に、神

 さまはただおひとりだと言っています。この「父・子・聖霊

 の3者とも神さまそのもの、神さまはただおひとりです」と

 いう神さまのご性質を「三位一体」と呼んでいます。

補足として

「三位一体」ついてもう少し詳しく見てみよう。

 

神はただ1つの存在ですが、このただ1つの存在の中に、父と子と聖霊なる3者の存在があります。

しかし、3者がそれぞれ1/3ずつの神で、足して1つの神になるのではありません。父・御子・聖霊は、それぞれ等しく、それぞれ神そのものです。つまり、父も神そのもの,イエスも神そのもの、聖霊も神そのものです。

同時に、3者はそれぞれ神そのものですが、父・子・聖霊は3つの個別の神々(複数)ではありません。ただ1つの神です。つまり,1+1+1=3のように3人の神さまではなくて、神さまはただおひとりです。

 

「三位一体」という用語は、聖書の中に出てくるものではありません。しかし、聖書の内容に適合したことばです。ですから、三位一体は、完全に聖書的な教理です。

 

様態論(誤)

・氷⇔水⇔水蒸気のイメージでは、三位一体を表現することは

 できません。

・父・子・聖霊の3者は、様態の変化ではありません。(マタ イ3:16-17で、父・子・聖霊は同時に現れています)

・水は、氷であると同時に水蒸気であることはできません。

・三位一体は、「昔は父なる神の時代→キリストの時代→今は

 「聖霊の時代」という変化ではありません。

 

教えるときのポイント

・子どもたちには、あまり難解にならないように伝えるように

 する。

・特徴だけシンプルに伝わるように心がける。

・三位一体の原理については「なんとなく分かった」でいい

 のではないか。

・「神さまってスゴイ」と思えたら充分です。私たち人間は、

 神さまのことを完全には理解できないのですから・・・

 (ローマ11:33‐4、ヨブ5:9、詩篇145:3)。

 

参照聖書箇所

イザヤ44:6-17

44:6 イスラエルの王である主、これを贖う方、万軍の主はこう仰せられる。「わたしは初めであり、わたしは終わりである。わたしのほかに神はない。

44:7 わたしが永遠の民を起こしたときから、だれが、わたしのように宣言して、これを告げることができたか。これをわたしの前で並べたててみよ。彼らに未来の事、来たるべき事を告げさせてみよ。

44:8 恐れるな、おののくな。わたしが、もう古くからあなたに聞かせ、告げてきたではないか。あなたがたはわたしの証人。わたしのほかに神があろうか。ほかに岩はない。わたしは知らない。

44:9 偶像を造る者はみな、むなしい。彼らの慕うものは何の役にも立たない。彼らの仕えるものは、見ることもできず、知ることもできない。彼らはただ恥を見るだけだ。

44:10 だれが、いったい、何の役にも立たない神を造り、偶像を鋳たのだろうか。

44:11 見よ。その信徒たちはみな、恥を見る。それを細工した者が人間にすぎないからだ。彼らはみな集まり、立つがよい。彼らはおののいて共に恥を見る。

44:12 鉄で細工する者はなたを使い、炭火の上で細工し、金槌でこれを形造り、力ある腕でそれを造る。彼も腹がすくと力がなくなり、水を飲まないと疲れてしまう。

44:13 木で細工する者は、測りなわで測り、朱で輪郭をとり、かんなで削り、コンパスで線を引き、人の形に造り、人間の美しい姿に仕上げて、神殿に安置する。

44:14 彼は杉の木を切り、あるいはうばめがしや樫の木を選んで、林の木の中で自分のために育てる。また、月桂樹を植えると、大雨が育てる。

44:15 それは人間のたきぎになり、人はそのいくらかを取って暖まり、また、これを燃やしてパンを焼く。また、これで神を造って拝み、それを偶像に仕立てて、これにひれ伏す。

44:16 その半分は火に燃やし、その半分で肉を食べ、あぶり肉をあぶって満腹する。また、暖まって、『ああ、暖まった。熱くなった。』と言う。

44:17 その残りで神を造り、自分の偶像とし、それにひれ伏して拝み、それに祈って『私を救ってください。あなたは私の神だから。』と言う。

 

イザヤ45:5・6、

45:5 わたしが主である。ほかにはいない。わたしのほかに神はいない。あなたはわたしを知らないが、わたしはあなたに力を帯びさせる。

45:6 それは、日の上る方からも、西からも、わたしのほかには、だれもいないことを、人々が知るためだ。わたしが主である。ほかにはいない。

 

マタイ3:16-17

3:16 こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。

3:17 また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」

 

マタイ1616

16:16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」

 

ヨハネ6:27,

6:27 なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです。この人の子を父すなわち神が認証されたからです。」

 

ヨハネ20:28

20:28 トマスは答えてイエスに言った。「私の主。私の神。」

 

使徒5:3・4

5:3 そこで、ペテロがこう言った。「アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。

5:4 それはもともとあなたのものであり、売ってからもあなたの自由になったのではないか。なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」

 

Iコリント3:16,8:4

3:16 あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。

Ⅰコリント8:4

8:4 そういうわけで、偶像にささげた肉を食べることについてですが、私たちは、世の偶像の神は実際にはないものであること、また、唯一の神以外には神は存在しないことを知っています。


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