CSカリキュラム2年目4月1週目

イエス様シリーズ「イエスと弟子(ペテロ)」

 

「ペテロの召命」

 

【タイトル】 わたしについて来なさい

 

【暗唱聖句】 マタイ4:19-20

 

【テキスト】 マタイ4:17~25

 

【目標】 イエスの生涯を弟子との関わりから読むことによって、聖書人物(弟子)を紹介しながら、同時にイエスの歩みと弟子(私たち)との関係を学ぶ。

 

【導入】

イエスさまは荒野で誘惑を受けられたあと、宣教を開始されました。イエスさまは、宣教活動の一番初めに、何をなさったと思いますか?

 

イエスさまはペテロ(アンデレ、ヤコブ、ヨハネ)を弟子にされました(17-20)

 

イエスさまは「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と告げ知らせ始められました。いよいよ宣教の開始です。カペナウムという、ガリラヤ湖のほとりの町で、イエスさまは宣教をスタートされました。ガリラヤ湖は、この地方で最も大きな湖です。魚がたくさん獲れるので、この町では、多くの人が漁師の仕事をしていました。ペテロとアンデレも、漁師でした。その日も、彼らは、湖に網を投げ、魚を獲っていました。そこへ、イエスさまが通りかかられ、ペテロとアンデレが漁をしているのをご覧になりました。イエスさまは、彼らにこうおっしゃいました「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」 普段と変わらない、普通の仕事の真っ最中の出来事です。ペテロとアンデレは、そのことばを聞いて、どんなことを考えたでしょうか? 20節を読みましょう。彼らは「すぐに網を捨てて従った」と書いてあります。

 

1.どんなものよりも、イエスさまを第一にして従っていきましょう。

漁師にとって、網や舟は何より大切な財産でした。文字通り、それがないと生きていけなかったのです。しかし彼らは、それを捨てて、イエスさまに従ってついていきました。自分の財産や生活よりも、イエスさまを第一優先にしたのです。みなさんも、大切にしている物がありますね? 男子ならゲーム機やサッカーボール、女子ならアクセサリーやキャラクターグッズかな? (モノを大切にするのは良いことですが)それらのモノよりも、イエスさまを第一にして従っていますか? もっと言うと、ほとんどの人は、一番大事なのは「自分自身」ではないでしょうか。しかし、イエスさまに従うということは、自分の思いを捨てて、イエスさまを第一にすることです。いくら自分のモノや思いを大切にしても、イエスさまを失ってしまっては、何もなりません。自分の命を大切にしても、イエスさまから離れてしまったら、やがて滅びるのです。逆に、イエスさまを第一にしていけば、すべてのものは添えて与えられるのです(マタイ6:33)。

 

2.どんなときも「すぐに」従いましょう。

ペテロ(アンデレ、後にヤコブ・ヨハネも)は、「すぐに」イエスさまに従ってついていきました。普段と変わらない、仕事の真っ最中に、「すぐに」従うことは、簡単なことではなかったはずです。私たちだったら、「今は忙しいけれど、冬になったら仕事が暇になるので、都合がついたら弟子になります」とか、「家族とお別れの会をして、荷物をそろえ、銀行でお金をおろしてから行きます」と答えてしまいそうですね。あなたは、イエスさまに「ついて来なさい」と言われたら、すぐについていけますか?お父さんお母さん、教会の先生に何か言われたとき「今テレビ見てるから」「宿題が終わったら」と言っていませんか?もし、今イエスさまがあなたに「私について来なさい」「弟子になりなさい」と言われていると感じたら、「いつかそのうち」とか「おとなになったら」ではなく、「すぐに」従いましょう。

 

3.安心してついていきましょう。

イエスさまは、「人間をとる漁師にしてあげよう」と言われました。「してあげる」というのですから、イエスさまが責任をもってしてくださるのです。あなたの力ではありません。イエスさまを第一にして従っていくなら、イエスさまがあなたを、イエスさまの愛を伝える立派なクリスチャンにしてくださるのです。イエスさまは、初めからあなたに完璧な弟子になれとおっしゃる方ではありません。初めから無理なこと、難しいことをさせたりなさいません。必要なことはちゃんとイエスさまが教えて、訓練してくださいます。実際に、

病気を癒したり、悪霊を追い出したり、初めはイエスさまご自身がなさいました(23~24節)。お手本を見せて教えてくださったのです。その上で、それらの働きを弟子たちに任せました(マタイ10章)。小さくて弱い私たちでも、イエスさまに従っていく気持ちがあれば、弟子になれるのです。逆に、俺はナンデモできるから優秀な弟子になれる!というような人はふさわしくありません。イエスさまは、ペテロのようなごく普通の漁師を選んでくださいました(祭司や律法学者のように聖書のことをよく知っている人たちは他にたくさんいたのに)。あなたも、普通の小学生かもしれませんが、あなたにしかできない特別な使命を与えられています。自分の弱さを見るのではなく、イエスさまだけを頼ってついていきましょう。ペテロも実際に何度も失敗しました(湖でおぼれたり、ゲッセマネで居眠りしたり、イエスさまを知らないと3度裏切ったり)。でも弟子を失格になったことはありません。絶対に見捨てられません。いつもイエスさまはともにいてくださるのです

(マタイ28:20)

 

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ペテロの召命
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