CSテキスト 3年目  7月第3週目

出展元:こひつじ

 

「エルサレム、再び」

 

副題:タイトル 神様は主権をもってご自身の民を導かれる

テキスト エズラ記 1 章―6

 

 

導入

キミは遠くに引越したことがあるかな?時々前に住んでいた町に帰りたくなることもあるよね。久しぶりに帰るとなんだかほっとして嬉しくなるんじゃないかな?バビロニア帝国に滅ぼされて奴隷になってずっと故郷に帰れなかったイスラエルの人たち。でも時代が変わってペルシャの国がバビロンを征服した。先週も話した通りペルシャの王様はイスラエルの人たちにエルサレムに戻ることを許してくれたんだ。エステルのようにそのまま住み慣れた所に留まる人もいたけど、多くのユダヤ人がエルサレムに戻って行ったんだ。それは神さまの不思議な導きだった!

 

ポイント1 ペルシャの王クロスはイスラエル人がエルサレムに帰ることを許しました ペルシャの王クロスはイスラエル人がエルサレムに帰ることを許しました ペルシャの王クロスはイスラエル人がエルサレムに帰ることを許しました(1-3 章)エステルが活躍する時から少しさかのぼります。あれだけ強かったバビロンも時代が変わりペルシャの国に征服されてしまいました。神さまは新しくペルシャの王様になったクロス王の心に働きかけてイスラエル人がエルサレムに戻ってもう一度神さまの神殿を建て直すように導いて下さいました。やり直しのチャンスを与えてくださったのです。

イスラエル人は大喜びでした。「さあ!エルサレムに帰ろう!」多くの人々が立ち上がりました。クロス王も、今までの王様がエルサレムから奪ってきた神殿の道具や宝物を調べて持って帰るように準備して送り出してくれたのです。すごいことですね!エルサレムに戻る一団のリーダーはゼルバベルです。ゼルバベルと共に 4 万人以上の人たちがエルサレムに帰ることになりました。もう一度エルサレムに神さまの宮を建てるためです。長い長い旅をして、とうとうエルサレムに帰って来た時、人々は喜びの中で自分から進んで神さまに捧げものをしました。そして自分の先祖たちが住んでいた町にそれぞれ帰ったのです。

 

それからしばらくして生活が少し落ち着くと、彼らは再びエルサレムに集まりました。祭司ヨシュアが中心になってまず神さまに礼拝を捧げました。自分の国で自由に、喜んで礼拝できるとは何と幸せなことでしょうか!これから神殿を建てます。働く人が集められ、必要な材料もそろいました。そしてついに土台が完成したとき、人々は喜びと感激で神さまを賛美しました。中には昔の立派な神殿を知っている人もいました。それに比べたらあまりにも粗末なので泣いて悲しむ人もいました。でもみんな心は一緒です「神さま、こうしてもう一度新しい神殿を建てさせて下さって本当にありがとう!」賛美の声が遠くまで響き渡りました。

 

ポイント2 神殿の再建には多くの困難がありました 神殿の再建には多くの困難がありました 神殿の再建には多くの困難がありました(4-5章)いよいよ神殿を建て始めます。ところがその噂を聞いてすでにそこに住んでいた移民の人たちがやってきました「私達にも手伝わせて下さい」でもそれは嘘です。実は工事を手伝うふりをして邪魔をしようとしていたのです。ゼルバベルとヨシュアはそのことを見破って言いました「これは私達の神さまの神殿です。本当に信じている自分たちがやりますので大丈夫ですよ」すると、今度はいろいろな手を使って工事を邪魔してきました。脅したり、役人にこっそり贈り物をしてやめさせようとしたり、悪口をたくさん書いた手紙を王様に送りつけたりもしました。あまりにも妨害がひどいので神殿の工事はついにとまってしまいました。それから 18 年…神さまは預言者ハガイとゼカリヤを通してもう一度工事を始めるようにと励まして下さいました。ゼルバベルとヨシュアも神さまのみことばを聞いてもう一度奮い立ちました。クロスの次にペルシャの王になったダリヨスはエルサレムの神殿を建て直すことは前王クロスの命令であったことを調べてくれました。

 

4:2)「連れてきた」…アッシリヤの政策は占領地の住民を捕囚にし、他の民と入れ替える方法であった。従ってイスラエル人が帰還してもそこにはすでに別の民族が住み着いていた。(4 節)「その地の民」とはサマリヤの人々のことを指す。

 

ポイント3 ダリヨス王の時代になって神殿はついに完成しました ダリヨス王の時代になって神殿はついに完成しました ダリヨス王の時代になって神殿はついに完成しました(6章)ダリヨス王はイスラエルの神殿工事が前王クロスの命令であったことを知りその工事を。全面的に応援してくれることになりました。神さまは神さまを信じていない王さまをも用いてご自身の神殿を建てさせて下さったのですね。ついに、エルサレムの神殿が完成しました。エルサレムに戻ってきたイスラエル人たちはみんな喜んで、出来上がった神殿を神さまに捧げる盛大なお祝いをしました。そこにはイスラエル人ばかりでなく、まことの神さまを信じるようになった外国人たちもいました。

 

結論 神さまは主権をもってご自身の民を導かれるお方です 神さまは主権をもってご自身の民を導かれるお方です 神さまは主権をもってご自身の民を導かれるお方です

 

 

適用 (聞き手に最もふさわしい適用が与えられるように祈りましょう) (聞き手に最もふさわしい適用が与えられるように祈りましょう) (聞き手に最もふさわしい適用が与えられるように祈りましょう)1.イスラエルの人々は本当に不思議な方法で再び故郷のエルサレムに帰ってくることができたんだ。なんと神さまは真の神さまを知らない異国の王様に働きかけてイスラエル人を導き神殿の再建までさせてくださったんだね。神さまはすべてのことを支配しておられるお方なんだ。もしも今、心配していることや不安なことがあったとしても、僕たちがただ神さまを信頼して、信じて従っていくなら、神さまは必ず守って助けて下さるよ!2.イスラエルの人はエルサレムに戻ってきてまず第一に神さまを礼拝する神殿の再建に取り掛かったんだ。それは、すべてのことの中心に神さまを置く信仰の表れと言える。キミはまず神さまを第一に求めているかな?

ダウンロード
3年目7月3週目_捕囚と帰還.pdf
PDFファイル 148.4 KB