CSカリキュラム1年目年3月第2週目

 

 

「五千人の給食」

 

 

【テーマ】 用いられる主

 

【テキスト】 ヨハネ6:1-13

参照箇所 マタイ14:14-21、マルコ6:32-44、ルカ9:10-17

暗唱聖句　II コリント9:7

 

１ 大勢の人がイエス様のもとに集まってきました。(:5)

　ある時、イエス様の話が聞きたくて、たくさんの人たちがイエス様を追いかけてきたのです。男の人だけで5000 人くらいいました。だから、女の人や子どもをいれたらもっともっと多くの人がいたでしょうね。イエス様は、この人たちを見るとピリポに「どこからパンを買ってこの人たちに食べさせよう」と聞かれました。ピリポは困りました。だって、200 デナリあっても足りないのです。200 デナリは、労働者200 日分の金額です。

イエス様は、この後に起こる事を知っているのに聞いたのです。それは、ビリポを試すためでした。でも、ピリポの考えには、イエス様の存在がなかったようです。

 

２ 一人の少年がお弁当を献げました。(:9)

　アンデレという弟子が、一人の少年のもっていたお弁当を持ってきました。そこには大麦で出来た五つののパンと小さい二匹の魚がありました。大麦のパンは、貧しい人のための安いパンですし魚も小さいので、貧しい家だったのでしょう。でも、それを持って来た少年にとっては、お母さんが持たせてくれた大切なお弁当でした。それを全部出したのです。少年は名も知られてなくて、数にも数えられていない子どもでした。弟子は「これっぽっちじゃ・・・」と言いました。

確かに5000 人いや10000 人くらいかそれ以上いたかもしれない人にはたりません。

 

３ イエス様は少年の献げものを用いられました。

　イエス様は、このお弁当を持ち感謝のお祈りをしてから、弟子たちに分けてみんなに配るように言ったのです。普通ならムリです。きっとお弟子さんたちもそう思っていたかもしれませんね。でも、イエス様に言われた通りに配り始めました。最初はドキドキしながらちょっとずつだったかも知れません。配っても配ってもなくならいパンと魚。いつ増えたのでしょう? きっとお弟子さんたちもわからなかったのではないでしょうか? とうとうみんなに配って全員のお腹が一杯になりました。あのたった五つのパンと二匹の魚がです! しかも、残った物を集めると、12 のカゴに一杯になったのです! 一番驚いたのは、お弁

当を献げた少年だったでしょうね。

 

弟子たちは「５つのパンと2 匹の魚しかない」と思ったでしょうね。「とてもとても足りない」と。でもイエス様は「５つのパンと2 匹の魚がある」と感謝をささげました。不満は不満を生みだし、感謝は感謝を生みだします。

 

例話）ある教会の牧師先生一家が、新しく教会を始めることになりました（開拓伝道）。新しい教会は家の教会で小さく、最初の礼拝は先生夫婦とその子どもたち2 人、そして子どもの友だちが3 人の7 名でした。それまでは100 人近い人々と一緒に礼拝をしていたので、少しさびしい気持ちになったでしょうね。でもその時1 人の子どもが、5 人の子どもたちと2 人の大人がいるので、「5 つのパンと2 匹の魚みたいだね」と言ったのです。その先生はその子どもの言葉にとっても励まされ、神様に感謝をしました。それから何年かたち、今はたくさんの大人と子どもたちが教会に集っています。私たちはまだ子どもで小さくても、持っているものが少なくても、人数が少なくても、神様に感謝していく時、神様は素晴らしいことして下さいます。

 

４イエス様は、名もない少年の小さな献げものを用いて大きな奇蹟をなさいました。

 　私たちは、神様に献げものをするとき「もったいない」とか「無駄だ」とかおもっていませんか? あるいは、「こんなちっぽけな物なんて献げたってしょうがない」と思っていませんか?神様には不思議な力がある事を知って下さい。神様は喜んで献げる人には何十倍もの祝福を与えてくださるのです。何をささげましょうか?

 

献金・・お小遣いの中から献げましょう。

祈り・・あなたの祈りを神様が聞いておられます。

奉仕の時間・・少しの時間でも教会のお手伝いをしましょう。

献身・・何よりもあなた自身を神様に献げましょう。将来、イエス様のための働きに用いて頂く人になりましょう。

 

私たちは、神様のために感謝しながら、どんなことが出来るでしょう？ どんな小さい事でも神様は感謝して献げる人に、素晴らしい事をしてくれます。（教会で飼っている犬の散歩をする、タンバリンなどをそろえる、教会学校の準備や片づけを手伝う、休んでいるお友だちを誘いに行ったり手紙を書く、礼拝中に小さな子どもたちの面倒をみる、スリッパを並べる、その他・・・）