本論 I
ヤコブの逃避行の背景
お腹がすいていただけで、長子の権利を売ってしまうなど、神様を重んじない人格(神様の権威や、霊的な分野において、無頓着な男であった。もともと、長子の権利はヤコブのものではなかった。(創25:23)
→結果 長子の権利を売ってしまい、ヤコブを恨み、殺そうとする。悔い改める事をせず、両親への当てつけに大変な結婚をしてしまう。(エドム人の先祖になる)
- 神様の計画の時を待てず、自分の力で進もうとするヤコブ。
はじめから、神の計画により、長子の祝福はヤコブのものだった。しかしそうなるのを待てず、エサウの弱みにつけ込んだ(レンズ豆のスープ)
- 父、イサクをだまして、エサウになりすまし祝福を受けた。
→結果 エサウに恨まれ、命を狙われる。家から逃げ出し、住む所を失い、おじラバンのもとに逃れる。(ラバンは狡猾で約束を守らない男だった)
本論 II
ヤコブの結婚(創世記29章~30章)
- おじラバンの娘、レアとの結婚
- レアとそのそばめの息子・・・ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、セブルン、ガド、アシェル
- その妹、ラケルとの結婚
- ラケルとそのそばめの息子・・・ヨセフ、ベニヤミン、ダン、ナフタリ
- ヤコブは花嫁料として、一人につき7年の奉仕で合計14年間ラバンに仕える。(当時の風習として、花嫁をもらう場合花嫁料が必要であった。花嫁料は相手の家の富と地位にふさわしい額が送られる。しかし、ヤコブは逃避行中の身で無一文だった。それゆえ、花嫁料として、14年間、奉仕する事になった。)
本論 III
ヤコブの帰還(創世記31章~33章 )
- ヤコブはラバンに20年仕えた後、自分の家族の住む、ふるさとに帰る決意をする。しかし、ラバンはずる賢く怖い。
- 再び逃げるヤコブ→しかし、神様の介入により、ラバンとの和解の契約を結ぶ。
☆神様はこの契約を通して正々堂々と問題と立ち向かう重要性をヤコブにおしえた。(兄エサウとの和解の予行練習)
- 兄エサウとの問題の解決を祈るヤコブに神の人が現れる!!!!
神の人と相撲(格闘)を夜明けまでする。(あきらめないヤコブの股関節を神が外す)
「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って勝ったからだ」創世記32:28
イスラエルには二つの意味がある。「神と戦う者」と「神の王子」
☆こうして、アブラハム→イサク→ヤコブ(イスラエル)→12人の子供達に約束が受け継がれる。
- エサウと和解をする。(これから、ヤコブの独り立ちが始まる)
結論(適応)
神様の計画は必ず成る(創世記28:15)
- 神様の計画は必ず成る。しかし、人は(エサウのように)目に見える者にとらわれたり、(ヤコブのように)神様の時を待てない事がある。
- 私達一人一人に、お母さんのお腹の中にいる時から神様の計画がある。私達はそのようにデザインされている。
- 私達が、お友達うらやましく思ったり、おにいちゃんや、お姉ちゃん、弟、妹と比べたりしなくてもいい。
- 「私は、山に向かって目が上げる。私の助けはどこから来るのだろうか。私の助けは、天地を造られた主から来る。主はあなたの足をよろけさせず、あなたを、守る方は、まどろむ事もない。見よ。イスラエルを守る方は、まどろむ事も無く、眠る事も無い。」詩篇121:1~4
- 私を創った神様、あなたを創った神様は、あなたを決して忘れる事は無く、眠る事も無く、あなたを思い守っておられる。