CSカリキュラム3年目2月第2週目

初代教会シリーズ「ピリポさん」

 

「ピリポさん」

 

 

聖句:マルコ16:20 「彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた、主は彼らと共に働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。」

聖書箇所:使徒行伝8:5-40

主題: 神様のピリポさんを通しての働き

参考: 聖書時代の地図 イザヤ書53章7-8節

 

目標: 使徒行伝6章で執事として選ばれ、教会のリーダーであったピリポの話しを通して、異邦人に対しても分け隔てなく働かれる神様、また、不思議な業をもって働かれる神様を子供達に伝えていく。神様の働きは人知をはるかに超える。

背景:

イエス様が天に上げられ、弟子たちに聖霊が下り、使徒達による働きによって、初代教会が誕生する。間もなく、エルサレム教会に対する迫害が始まり、方々にクリスチャン達が散らばっていった。しかし、神様はクリスチャン達を用いて、異邦人達にも福音を広め始められた。

 

お話:

 ピリポさんは、初代教会の中で、人々に仕えるために選ばれたリーダーの一人でした。

 イエス様が天に上げられ、クリスチャンが聖霊を受け、初代教会が生まれて間もなく、エルサレム教会に迫害が起こりました。この時、ピリポさんはサマリヤの町に行って、イエス様の事を、宣べ伝えました

 サマリヤの人たちは、ピリポさんの話を聞き、また神様が働かれる奇跡を見て、大変喜び、イエス様を信じました。

 この町にシモンという魔術師がいました。人々は彼の事も恐れていました。ここで、ピリポさんとシモンさんとの闘いになるかと思いきや、シモンさんも神様がピリポさんを通して行われる働きに驚き、ピリポさんについていきました。

 エルサレムにいたペテロさんとヨハネさんは、サマリヤのリバイバルのニュースを聞き、サマリヤにやってきました。そして、人々の為に祈ると、聖霊が人々に下りました。

 シモンさんは、お金を持ってきて聖霊を与える権利を私に下さいと言います。しかし、このような神様からの権威はお金で買えるものではありません。とペテロさんは言いました。

 天使が、ピリポにガザに向かう道に行くようにと言われました。そこに、エチオピヤ人の女王カンダケの財産を管理していた宦官が馬車にのってエルサレムでの礼拝を終え、エチオピアに帰っていました。

 ピリポさんが近寄ると、イザヤ書53章を読んでいるのが聞こえた。ピリポさんは、その読んでいる場所の意味が分かりますか?」と話しかけると、宦官は「分かりません、教えてくださいますか?」と尋ねた。

 ピリポさんは馬車に乗って、これは、本当の救い主、イエス様の事だと説明しました。宦官は、ピリポさんの話を聞いて、すぐに、水のバプテスマを受けたいと言います。

 近くに池を見つけたので、そこでピリポさんは宦官に洗礼を授けました。宦官が水から上がった時、瞬間に神様の霊がピリポさんを取り去ったので、宦官にはピリポさんは見えなくなったのですが、宦官は神様に救われたことを喜んで、エチオピアに帰って行きました。

 

 

 

ポイント

1. 私達は、どのような時にもイエス様の事を伝える必要があります。その時、神様も共に働いて下さいます。神様の力はどのような力にもまさって偉大です。

2. シモンさんは、お金で神様から与えられる権威を買おうとしましたが、それは間違った思いから来ているものです。神様に自分自身を捧げ、心から仕え、神様の御心だけを行いたいと望むなら、神様は必要な力を私達に与えてくださいます。お金で買うというのは、自分のものにして、自分勝手に自分の為に使うという思いです。私達は神様に仕えるという思いを忘れないようにしましょう。

3. ピリポさんがエチオピア宦官に出会ったように、神様に導かれると、ぴったりの時と場所でイエス様の事を人々に伝える事が出来ます。これは、偶然ではなく、神様のご計画です。

4. 神様はピリポさんを通して、福音はユダヤ人だけではなく、全世界の全ての人に与えられているという事を伝えています。神様はユダヤ人も、サマリヤ人も、エチオピア人も、全世界の人々を愛して、十字架と復活のイエス様を信じる人には救いが約束されています!

5. 神様はピリポさんを通して、多くの不思議な業を行われました。病人は癒され、悪魔の霊は出てゆき、ピリポさんは霊によって取り去られるような奇跡も体験しました。私達が神様に従う時に、私達が理解できないような、奇跡を起こすことがおできになると信じる事が出来ます。大事なのは、奇跡ではなく、それを行う事が出来る神様が素晴らしいという事を忘れないようにしましょう。

6.

 

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