ノアの箱舟

1年目/5月/第2週目

聖書物語シリーズ


  •  テーマ 「神様の恵みに応答する」(信仰による義)  
  •  聖書箇所 創世記6章~9章     
  •  み言葉 「しかし、ノアは主の前に恵みを得た」口語訳6:8

 

導入  

みんなは目に見えないものって信じられる? 目に見えな いものってこの世界にたくさんあるよね?例えば?(子供たちに答えさせてもOK)

みんな花粉症って知ってる?目がかゆくなったり、くしゃみをしたり、花粉は目に見えないよね?インフルエンザウイルスも虫歯菌も!人間が見たり聞いたりすることって、そんなに確かじゃないんだよね?携帯電話での会話も目に見えないけど電波が飛んでるんだよ。目に見えていないけれど本当にあるものってたくさんあるよね。

そしてみんなの心もそうだよね。心臓は胸を切ったら出てくるけど、心にある思いはそこには書いてないよね。今から話すお話は、そんな目に見えない心を信じた人のお話・・・人間にとって一番大切な「神様の心」に目を、耳をかたむけ、それを信じた人、ノアさんのお話です。

 

本論Ⅰ    

ノアの系図と時代背景

  • アダム→セツ→エノシュ→ケナン→マハラルエル→エレデ→エノク→メトラシュ→レメク→ノア
  • セツの子、エノシュから人々は定期的に礼拝を始めた。
  • 当時、人々は900年以上!! 生きていた。→これはオゾン層 が関係していると言われている。(大空の下にある水と大  空 の上にある水とを区別された。創世記1:7)←後に 900 歳 以上から120歳になった。創6:3
  • 世界は罪に満ちていた「主は地上の人の悪が増大し、その 心に計ることが見な、いつも悪いことだけに傾くのをご覧に なった。」創6:5

 

本論Ⅱ  

 神様は心を痛めて、残念に思われた。

 

さばき→そして主はおおせられた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人を始め、家畜やはうもの、空の鳥にいたるまで。わたしはこれらを作ったことを残念に思うからだ。」創6:7

 

本論Ⅲ 

  • ノアは神と共に歩んだ。 創6:9

・口語訳:しかし、ノアは主の前に恵みを得た。→Bestの訳と

 とらえる。

・新解約:しかし、ノアは主の心にかなっていた。

・新共同訳:しかし、ノアは主の好意を得た。

  • 神様はノアに語られた。

「わたしは洪水を起こそうとしてい  ます。箱舟を造りなさい」

「ノアの家族と、すべての生き物を  オスとメス、箱舟に連れて入りなさい」

 ※ 高学年への説明→原種だったのでそんなに多くない。例:ネコ科→トラなどを含む。イヌ科→オオカミが原種。

長さは300キュビト、幅50キュビト、高さは30キュ ビト。換算するとおよそ長さ133.5m、幅22.2m、高さ13.3m となる。

  • ノアはすべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。創6:22
  • 神さまは約束どおり40日、40夜、大雨を降らせ、地上に住む生き物は大水にのまれて死んだ。
  • そしてノア家族は地面が乾いてから地上に降り立ち、神さ まに祭壇で全焼のいけにえをささげた。
  • 虹の約束を神さ まはたてた。「もう、このような洪水はおこさない」

 

結論    

ノアに救いの招きが与えられた。そしてノアは行いによっ               て、その招きに応答した。

「信仰によってノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けた時おそれかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって世の罪を定め(注1)信仰による義を相続するものになりました。」ヘブル11:7

(注1)定まっていて変わらない事、決まりとりきめ(神のさばきは必然的であった)

  • ノアも皆と同じ人間、罪性をもっていたが、その他大勢の人々と何が違っていたのか?

「神の招きに応答した。」「目に見えないものを信じた。」

  • いつの時代もイエス・キリストに応答する信仰者は少数である。
  • ノアはいつの時代にも存在する真の信仰者の型(モデル)である。

 ☆あなたはどうする?

 私達にとっての箱舟=イエス・キリストの救いである。

 私達は目に見えない神様の心、招きを信じその救いに応答してい るだろうか?

  • イエスさまを信じているお友達でもたとえば悲しいことや、困ったこと、辛かったことがあるとき今は大丈夫だとしても、そうなった時に覚えてほしい。(例えば自分の家族が病気になったり、友達とケンカしたり、大好きな友達が引っ越ししたり)
  • 神さまはみんなの悲しみの大雨の中に決してしまっておかれない。

 

「入っておいで~」と必ず助ける舟を与えてくださる。(詩121:1~:8)いつも助けてくれる。それは心の中にひびく声かもしれない。聖書に書いてある言葉で神さまは人間に語られる。神さまは「大丈夫だよ~」と言われている。(聖書には神さまの思いが詰まっている、読んでみよう)

 

  • 例えば、私は世をさばくために来たのではなく世を救うために来たのです。(ヨハネ12:47、Ⅰコリ1:10、Ⅱコリ4:18など)
  • けれどまだ、目に見えたり、聞こえたりすることは嫌なことだったりする。
  • 神さまのことばを「そんなのうそや!」と思うかもしれない。
  • しかしノアのように「はい、信じます」と答え、その箱舟に乗り込もう!! ・そして大雨がやみ、水が引いて新しい地面が出てくるまで、神さまが与えてくださった箱舟の中に居続けて待とう。(創8章 ノアは7日ずつ待った)
  • ノアは一人ぼっちではなかった。(家族が一緒にいた。)みんなにも自分の家族や教会の家族がいる。共に耐え忍び待ってくれる。今その箱舟に乗りましょう!!
  • そしてイエス・キリストという救いの箱舟をまだ信じていないお友達はイエスさまを信じますとイエスさまの招きに応答していきましょう!!

 

 

 


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