CS テキスト 2 年目 12 月第 2 週目

クリスマスシリーズ 


テーマ   エリサベツの証し

タイトル   喜びと祝福の御子、イエス様

テキスト   ルカ1:26-55

暗唱聖句  ルカ1:46,47


導入 

今年も12月になり、クリスマスが近づいてきました。皆さんはクリスマスのために、どのような計画を立てていますか?今からいろいろな準備をして、とても楽しいクリスマスにしたいですね。ところで、皆さんはクリスマスの本当の意味を知っていますか?今年は本当のクリスマスの意味を知って、喜びに満ち溢れたクリスマスを迎えましょう。


教会暦ではクリスマスの前の四週間を「アドベント(待降節)」と言い、クリスマスを迎えるための心の準備をする期間です。12月のカリキュラムを通して、イエス様を心にお迎えする準備をしていきましょう。



1 クリスマスはイエス様の誕生をお祝いすることです


ガリラヤのナザレという町に、マリヤという女の人が住んでいました。マリヤには将来結婚する人が決まっていて、お互いに結婚の日を待ち望んでいました(:26,27)。

そんなある日、マリヤのところに天使がやって来ました。天使はマリヤに神様からの特別な言葉を伝えるためにやってきたのです。天使はマリヤの家に入って来て、こう言いました。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」(:28)

マリヤは突然、天使が家に入って来て、とても不思議なことを言ったので、驚いてしまいました。すると、天使はマリヤに言いました。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神様から恵みを受けたのです。さあ、あなたのお腹には赤ちゃんが宿って、男の子を産みます。その子の名前をイエスとつけなさい。」(:29-31)

このように、マリヤはイエス様のお母さんとして選ばれました。そして、イエス様の誕生をお祝いするのがクリスマスです。


※クリスマスはイエス様の誕生日ではありません。(聖書にイエス様の誕生日は具体的に記述されていません)。イエス様の誕生を記念する日としてお祝いしましょう。


2 クリスマスの主役はイエス様です


天使からお告げを受けたマリヤは、親戚のエリサベツに会いに行きました(:39)。エリサベツにはお婆ちゃんになるまで子どもができませんでしたが、マリヤと同じように天使からのお告げを受けて、神様の奇跡で赤ちゃんを宿しました(:36,37)。マリヤはお腹に宿った赤ちゃんのことをもっとよく知りたくて、エリサベツとお話しするために、会いに行ったのです。

マリヤはエリサベツの家に着いて、エリサベツにあいさつしました。「こんにちは。」すると、エリサベツのお腹の赤ちゃんが踊り出し、エリサベツは聖霊に満たされて大声でこう言いました。「あなたは女の人の中でも特別に神様から祝福されています。あなたのお腹の赤ちゃんは、私の主です。」(:40-43)

エリサベツは聖霊に満たされて、神様からの言葉を預言しました。そして、エリサベツはマリヤのお腹の赤ちゃんが救い主であることを告げ、マリヤとイエス様を大歓迎しました。クリスマスはエリサベツがしたように、イエス様を主役としてお迎えするものです。


3 イエス様は私たちに喜びを与えて下さいます


 マリヤはエリサベツの言葉を聞いて、イエス様のお母さんとして選ばれたこと、やがてイエス様が救い主としてお生まれになることを喜びました。そして、マリヤは神様を賛美しました。「わがたましいは主をあがめ、わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。」(:46,47)

 マリヤもエリサベツも、そしてエリサベツのお腹にいた赤ちゃんも、イエス様がお生まれになることを知って喜びに満たされました。同じように、クリスマスにイエス様を心にお迎えする人は、喜びに満たされます。神様はそのことを願って、クリスマスにイエス様を誕生させて下さったのです。イエス様は、神様からの最高のクリスマスプレゼントです。

例:もしあなたの誕生日会に主役のあなたが招待されなかったらどう思う?周りの友だちだけで「今日は○○君の誕生日だから盛り上がろう!」って言って、プレゼント交換をしたりケーキを食べて楽しんで、あなたがそこにいなかったらどう思う?・・・そうおかしいよねぇ。寂しいよねぇ。日本でもクリスマスがお祝いされているけれど、そこに主役のイエス様はいないんですね。イエス様はどんな気持ちだろう?私たちが、クリスマスに主役のイエス様をお迎えする時、イエス様は喜ばれます。そして私たちにもマリヤやエリサベツのような大きな喜びが与えられます。


結論 クリスマスに主役のイエス様をお迎えしましょう

クリスマスはイエス様がお生まれになったことをお祝いする日です。だから、クリスマスの主役はイエス様です。イエス様はクリスマスをお祝いする私たちに喜びを与えて下さいます。感謝してイエス様をお迎えしましょう。


イエス様が与えて下さる喜びは、私たち人間が普段感じる喜びとは異なるものです。マリヤやエリサベツも聖霊に満たされた結果、天の御国の真理を悟らされて、天上の喜びに満たされました(ルカ10:21)。クリスマスの機会に生徒たちがイエス様を心にお迎えして、真の喜びに満たされることができるよう祈りましょう。



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