CS テキスト 2 年目 12 月第 3 週目

クリスマスシリーズ 


テーマ   天使の証し

タイトル   罪からの救い主、イエス様


テキスト   マタイ1:18-25、ローマ7:18-8:4

  

暗唱聖句   マタイ1:21



導入 


楽しいクリスマスを迎えるには、主役のイエス様についてよく知っていることが必要です。イエス様とは、どのようなお方でしょうか?イエス様はなぜお生まれになったのでしょう?そして、イエス様をどのようにお祝いしたら良いでしょう?


今回は、三つのポイントに分けて「救い」について学びます。

1.イエス様は救い主、

2.人間には罪からの救いが必要、

3.イエス様は人間を罪から救うことができる。


1 イエス様は私たちの救い主です


マリヤはヨセフと結婚する約束をしていました。しかし、二人が一緒に生活を始める前に、マリヤのお腹に赤ちゃんが宿りました。マリヤは聖霊によって赤ちゃんが宿ったことがわかっていましたが、ヨセフはわからなかったので、とても悩みました。ヨセフはマリヤが間違いをしたと思って、他人に知られる前に別れようと決めました(マタイ1:18,19)。

ヨセフがそのことを考えている間に、ヨセフの夢の中に天使が現われました。天使はヨセフにも神様からの特別な言葉を伝えるために、夢の中に現れたのです。天使はこう言いました。「ヨセフ。恐れないでマリヤと結婚しなさい。マリヤの赤ちゃんは他の男の人ではなく、聖霊によって宿ったのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」(マタイ1:20,21)

天使はヨセフに、マリヤの赤ちゃんが救い主であることを知らせました。「イエス」という名前は、「主は救いである」という意味です。そして、イエス様は私たち人間を「罪から救ってくださる方」であると言いました。


ヨセフは、婚約中の処女が他の男と性交渉した場合、二人とも石打ちにより死刑に処されるという律法の規定(申22:23,24)を知っていて、マリヤの命を救うために内密に去らせようとしたと考えられます。


「イエス」とは、ヘブル語の「ヨシュア」のギリシア語名であり、「ヤハウェ(主)は救いである」を意味します。「イエス」は、バビロン捕囚後のユダヤ人のうちによく使われていた名前です(出典:『旧約新約聖書大事典』より「イエス」、教文館、1989年)。


2 私たちは“罪”を解決することができません


天使はイエス様のことを「罪から救ってくださる方」と言いましたが、“罪”とはいったい何でしょうか?

私たちは約束を守ることは良いこと、約束を破ることは悪いことだとわかっています。友達と遊びに行く約束をすれば、約束通りにするのが良いとわかっています。だけど、約束の時間に遅れて行ったり、約束を忘れて遊びに行かなかったりする場合があります。それは約束を破ることで、悪いことです。

私たちは良いことをしたいと思いますが、かえって悪いことをしてしまうことがあります。それは、私たちが“罪”に縛られているからです(ローマ7:21-23)。私たちは罪のために、思った通りに良いことをすることができないのです(ローマ7:18-20)。私たちは自分の力では罪から自由になることができません。私たちには“罪から救う”救い主が必要です(ローマ7:24)


3 イエス様は私たちを罪から救うことができます


神様は私たち人間が罪に縛られていて、救い主が必要であることを知っておられます。そのため、神様は私たちを救うためにイエス様を遣わしてくださいました。イエス様は私たちのうちから罪を取り除いてくださいます(ローマ8:3)。

また、イエス様は私たちを罪の力から自由にしてくださって、悪いことをしなくて済むようにしてくださいます(ローマ8:2)。

それだけでなく、私たちはイエス様の力で良いことをすることができるようになります。それは、イエス様のうちにある聖霊の力が私たちにも与えられるからです(ローマ8:4)。



結論 イエス様を信じて、罪から救っていただきましょう



私たちは「良い子になりたい」と思っても、なかなか思ったとおりに良い子になることができません。それは、私たちは罪に縛られているからなのです。私たちは自分の力では罪から自由になることはできませんが、イエス様は私たちを罪から自由にすることができます。イエス様は私たちを罪から救う“救い主”であるからです。私たちも救い主イエス様を信じて、罪から救っていただきましょう。


1.誰にも言えなくて悩んでいることがありますか?

2.恐れていることはありませんか?(「死ぬこと」は怖くない?)

3.みんなの心の中に罪はありませんか?(盗み?カリパク?ウソ?意地悪?無視?友だちが困っているのに何もしない?お父さんやお母さんに隠していること?・・・)

*イエス様は、罰を与えるために、叱るために生まれたのではなく、悩み、恐れ、罪から救うために生まれました。イエス様に正直に告白して、「助けて下さい。赦して下さい。ゴメンナサイ。救って下さい」と一緒に祈りましょう。




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