CSカリキュラム2年目4月第2週目

 

イエス様シリーズ「イエスの本質」

 

「ペテロの告白」

 

【タイトル】 あなたこそ、生ける神の子キリストです。

 

【暗唱聖句】1ヨハ4: 15

「だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます。」

 

【テキスト】 マタイ16:13-20

16:13 さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」

16:14 彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」

16:15 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

16:16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」

16:17 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。

16:18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。

16:19 わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」

 

 

【目標】

イエスが神であることを信じて、周りに告白できる人になる。

 

【教理の理解】

「あなたこそ、生ける神の子キリスト」の意味の説明はこの年齢(小学性)では、「イエスこそが神様」というふうに要約して伝える。ひとつひとつの意味の展開は、今回は取り上げない。

 

1、この町では、ローマの皇帝を神様として礼拝しなさいと言われていました。

 

イエス様が、弟子たちに「人々はわたしを誰だと言っていますか」と質問されたとき、かれらはピリポ・カイザイリヤという町にいました。ローマの宗教の神殿があり、皇帝礼拝が行われていました。当時用いられていたローマの貨幣デナリオンには「カイザル.アウグストス・神の子・救い主」と刻まれてもいました。

 

ですから、弟子たちが「イエス様が本当の神様です」と言うことは、とても勇気のいることでした。でも、そのような状況の中で、ペテロさんは、はっきりとイエス様こそが神様であると告白したのです。

 

日本でも60年ほど前には、天皇が神だと言いなさいと命令された時代がありました。国が

教会にも「天皇」を神として礼拝するように命令したのです。多くのクリスチャンや牧師がそれを拒みました。なぜなら、心からイエス様だけが神様であることを知っていたからです。そのために拒んだ多くの人は、殺されていったのです。でもその人たちは、殺されることがあっても、イエス様が本当の神様であることを告白したのです。

 

2、この岩の上に、私の教会を建てよう

 

この岩とは、ペテロさん自身のことではありません。ペテロが告白した「イエス様こそが

生きている本当の神様です」という言葉、つまり信仰の上に、私の教会を建てますという意味です。つまり、もし教会が「イエス様が神様です」ということを忘れたら、それは教会でなくなるということなのです。それほど、「イエス様こそが神様です」ということは、とてもとても大事なことなのです。

 

私たちは、教会が大好きです。神様は、教会とはキリストの体とも言いました。

でもその教会にとって、「イエス様が神様」であることがなくなったら、教会ではなくなるのです。ですから、教会で、これからもずっと「イエス様」だけが、崇められるようにしましょう。

 

3、あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。

 

ペテロさんは、この大変勇気のある、そして、とてもとても大事な告白をしたのですが、実はそれはペテロさんの力ではありませんでした。

事実、その後に、三度もイエス様を知らないと言ってしまいました。イエス様のことが大好きだったのですが、殺されるかと思って恐ろしくなったら、イエス様を知らないなんて言ってしまうほど臆病なところもあったのですね。

 

でも、このところでは、大胆に勇気を持って、人の目を恐れないで、「イエス様が神様です。」と言えたのはなぜでしょう。イエス様は、その理由を話しています。

「それをあなたに示したのは、天にいます私の父です」

 

つまり、神様から力をいただいたとき、同じペテロさんは、大胆にイエス様を神様だということができたのです。

 

私たちは、普段どうでしょうか。

「教会になんで行っているの?」とか、「なんでイエス様を信じているの?」などと、お友達に聞かれたときに、「イエス様が本当の神様なんだよ」と言うことができますか?

お友達がなんて思うだろう・・などと少し弱気になってしまうことがあるかも知れませんね。

でも、そんな時こそ、「イエス様が本当の神様」であることを、お友達にもお話できるようになりましょう。

でも、決して、自分の力でしなくてもいいのですよ。神様がそれをすることができる力を与えてくれるからです。神様が僕たちにそれを教えてくれるからです。

 

お友達の中で、イエス様のことを大胆に話せるようになりましょう。

いまはまだそんな勇気がない人は、神様にお祈りしましょう。

神様が心の中にハッキリと教えてくれるように。そしたら、自分で信じられないような神様からの勇気を持てるのです。

 

 

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ペテロの告白
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