イエスの生涯1 「山上の垂訓」

-世の光となる

1年目/1/第3週

「イエスの生涯シリーズ」

 
  • 聖書箇所 【テキスト】マタイ5:1416
  • 山上の垂訓は、マタイ5章~7章で語られたイエスの教えだが、今回は5:1416部分を取り上げる。
  • 【暗唱聖句】
    5:16 「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」
  • 【目標】
    子どもたちが、普段の生活において、世の光になるべき存在であることを意識し、自分のためではなく神のためにそうすることを理解する

 

5:14 あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。

5:15 また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。

5:16 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

【山上の垂訓の概観 マタイ5章~7章】

  • さいわいな人(51:-12

  • 地の塩、世の光であるキリスト者(51316

  • イエスと律法(51748

  • 隠れた動機(6118

    • 施し(624

    • 祈り(6515

    • 断食(61618

  • 天に宝を(61934

  • 兄弟を裁くな(715

  • 豚に真珠(76

  • たゆまない祈り(7711

  • 黄金律(712

  • 狭き門(71314

  • 偽預言者(71523

  • 岩の上に建てた家(72427

 

 

 

1.あなたがたは世の光です。

 

世の光とはイエス様のことです。私たちは、私たちの内に住んで下さるイエス様の輝きを放ち、イエス様の光を反射して輝くのです。

 

光の役割

光の役割は、暗闇を照らし、明るくすることです。私たちは社会の人々の心が暗くなっていかないように、イエス様の光で明るく照らすことができます。クリスチャンの輝きを見て、周りの人がイエス様を見出すことができるようになるのです。

暗闇で光が放たれると、必ず光が勝ちます。暗闇が光を覆ってしまうことは、絶対にありません。

 

「あかりをつけて、枡の下に置く者はいない」

わざわざ隠すために光を用意する人はいません。私たちもイエス様の輝きをもってるのに、隠してしまっては意味がないのです。クリスチャンが輝かなければ、誰もイエス様の希望を見出すことができず、愛のない冷たい世界になってしますのです。

この世界を明るく照らす、光の役割を、しっかり果たしていきましょう。

 

 

2、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。

 

クリスチャンの光を人々の前で輝かせましょう。

 

学校やお友達の前で、良い行いをすることは、簡単なことではありません。(ふざけているお友達を注意すること、一緒になって悪口を言わないこと、仲間はずれになっているお友だちを助けることなど)。

 

実際に山の上でイエス様の話を聞いていた人たちの中にも、イエス様を信じたことによって迫害されていた人たちもいたのです(マタイ51012

イエス様はそのひとたちに向かって、「あなたがたは地の塩、世の光です」とおっしゃいました。

 

世の光になるのは、私たちが褒められるためではありません。

 

実は、世界の光の役割を果たすとき、必ずしも周りの人から褒められたり、感謝されたりするのではありません。むしろ、からかわれたり、迫害されたりすることも多いのです。もともと、世の光として人々の前で良い行いをするのは、私たちが褒められたり、感謝されたりするためではありません。

人々が神様の素晴らしさを知るためです。「あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いをみて、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい」とあるとおりです。

 

クリスチャンは、たとえ迫害されても、隠れるのではなく、人々の前で輝いていくのです。それは、私たちが注目されるためではなく、イエス様の御名がほめたたえられるためです。

 

世の光になるためには…頑張らないでいい

 

自分がクリスチャンだということを、お友達に怖くて言えない人がいるかも知れません。

お祈りしてイエス様に勇気をもらいましょう。

あなたは世界の光という、すばらしい存在ですから、堂々としましょう。

 

イエス様は、あなたを通じて、そのすばらしさを表したいと望んでいらっしゃるのです。

イエス様を信じた人は、すでに世の光です。

「頑張って光なさい」と言われているのではありません。本当にイエス様との深い愛の関係の中にあるなら、あなたはもう世の光なのです。頑張って何かをしようとするより、いつもイエス様中心に生きていくことが大切です。

 

 

ダウンロード
1年目_1月_3週目_山上の垂訓.doc
Microsoft Word 51.5 KB