CSカリキュラム20112月第4週目227日(日)

 

イエス様シリーズ「権威」

 

「嵐を静めるイエス様」

             

 

【テキスト】ルカ 822-26

 

【目標】 

イエス様は自然に対して命じて従える権威をお持ちである方、神であることを理解する。

 

【概要】

 

1 イエスは、風と荒波とをしかりつけられた。(ルカ 8:24

 

その頃にはもう日も暮れてきていました。しかしイエスさまがおっしゃるのです。弟子たちはイエスが乗っておられるままで、向こう岸へ向け、舟を漕ぎ出しました。他の弟子たちも、それぞれ舟に分乗して、ついて行きました。

 

ところがです。ガリラヤ湖は、昼間は湖から陸に向かって風が吹きますが、夜は湖水の温度が下がるため、今度は逆に、山から湖に吹き下ろして来るのです。その時はまた天候が激変したようで、「激しい突風が」(マルコ4:37)「湖に大暴風が」(マタイ8:24)起こったとあります。

 

舟は大波をかぶり、今にも転覆しそうになりました。舟を漕いでいたのは、おそらく漁師のペテロやヤコブ、ヨハネたちだったはずですが、さすがの彼らもあまりの恐ろしさにパニックしてしまいます。しかしなんとイエスさまは、舟の一番うしろでぐっすり眠っておられるではありませんか。弟子たちはイエスを揺り起こし、口々に叫びました。先生、先生 お助けください!私たちがおぼれ死んでもいいのですかっ!!

 

するとイエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も収まり、なぎになりました。

イエスは彼らに、「あなたがたの信仰はどこにあるのです」と言われました。 弟子たちは驚き恐れて互いに言った。「風も水も、お命じになれば従うとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」(:25)

 

この記事は、2つの重要なことを教えてくれています。


1 私達には嵐に遭う時があります。

 

イエスさまと一緒にいたとしても、嵐には遭う。クリスチャンになったら、すべての苦難から守られ、毎日平和に暮らせるなんてことはありません。残念ながら。むしろ、より重い負荷がかけられるかもしれない。神さまを知らずに生きている人たちに伝道する役目がありますからね。誰かに何かを教える、誰かを助けるという仕事をするには、相手よりも厳しい実習や訓練が必要なのです。そのかわり、どれほど重い負荷であろうが、それは神さまのご計画どおりです。そしてイエスさまが共におられるというのは、魂の筋トレをするのに、世界最高のトレーナーがついてくれているようなものです。

 

2 イエスさまが眠っておられると感じる時もある。


苦難の嵐に翻弄され「こんなに必死でお祈りしてるのに、なんでイエスさまはすぐに助けてくださらないのか、まさか休んでらっしゃるんじゃないのかっ!」と感じる時も、おそらくあるでしょう。でもイエスさまは、一瞬で嵐を静める力、自然や天候さえも従わせる力をお持ちです。その時が来れば私たちは、暴風が収まって大凪ぎになる脅威の瞬間を目撃することになります。嵐が激しいほど、凪ぎの感動もきっと大きい。舟のことは主イエスにおまかせし、私たちはその足元にしがみついて凪ぎを待ちましょう。

 

また、私達が辛く感じる時は、実はイエス様がすぐ近くにいる時なのです。問題がある時に、イエス様が遠くにおられると感じるかもしれませんが、本当はイエス様がすぐそばに、同じ問題のところに一緒におられることを忘れないようにしましょう。同じ空間におられるイエス様に気が付かなかったり、イエス様が神であることをつい忘れているような私達の思いや、行動を見直す時にしましょう。

 

 


 

 

 

 

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