1年目/9月/第3週目
「聖書シリーズ」
目標
新約聖書と旧約聖書が共通のテーマによって書かれた一冊の書物であることを理解し受け止める。
旧約聖書・新約聖書が一冊の本であり、統一されたテーマが貫いて書かれているものである意識が生まれるようにする。今回は、イエス・キリストが旧約聖書、新約聖書と貫く聖書全体の中心主題である点を用いてそれを伝え、具体的な事柄としてキリスト(メシヤ預言)を取り上げる。預言が中心テーマにはならないようにし、あくまで旧約・新約を貫くテーマがあるということを伝えるための材料として取り上げる。
全体の流れ
1、前知識として、イエス・キリストの永遠性を教える。
2、イエス・キリスト(メシヤ)に関する預言と成就を紹介
する。
3、適用
1、イエス・キリストは永遠のさきから存在されていた。
【イエス・キリストご自身の永遠性について聖書のみことば】
・ヨハネ1:1
初めにに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
・コロサイ1:15-18
15:御子は見えない神のかたちであり、造られたすべてのものより先に生まれた方です。
16:なぜなら万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。
17:御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。
18:また御子はそのからだである教会のかしらです。
・ヘブル13:8
イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも同じです。
2、旧約聖書のキリスト(メシヤ)預言と成就
【メシヤ預言と成就の意味とは】
1)聖書の確実性を実証することができる。
2)イエス・キリストが主であり、神の子であると認めることができる。
1)キリスト(メシヤ)の起源に関する預言
1、キリストは、イスラエルの中から出てくる
民24:17,19→マタイ1:1-17
2、キリストは、ダビデの家系から、ユダの部族から出てくる
創49:10、イザヤ11:1 → ルカ1:31-33
3、キリストはベツレヘムで生まれる。
ミカ5:2 → ルカ2:4、6、7
4、キリストは処女から生まれる。
イザヤ7:14 → マタイ1:18、22
5、キリストの来られる時は定められていた。
ダニ9:24-26 → 歴史記述
6、キリストが来られるのは、先駆者により告知される。
イザヤ40:3 → マタイ3:3
7、キリストは神である。
イザヤ9:6 → ヨハネ1:1-14
2)キリストの生涯に関する預言
1、キリストは、幼児の一部をエジプトで過ごす。
ホセア11:1 → マタイ2:15
2、キリストは、苦しみを受け、罪のためのあがないをなす。
イザヤ53:4-6 → Ⅱコリント5:21
3、キリストは、ろばに乗って、エルサレムに入る。
ゼカリヤ9:9 → マタイ21:2,4,5
4、キリストは、十字架上の苦しみの時に苦味を混ぜた
ブドウ酒を受ける 詩69:21 → マタイ27:34
5、キリストは、習慣的処置に反して、彼の骨は折られない。
詩34:20、出12:46 → ヨハネ19・33,36
6、キリストの、衣を分けるため、人々はくじを引く。
詩篇22:18 → マタイ27:36
7、キリストは、十字架の苦しみの中から幾つかの言葉をる。
詩篇22:1 → マルコ15:34
8、キリストは、死からよみがえる。
詩篇16・9、10→ 使2:31
3、適用
1、イエス・キリストが永遠のさきから存在していたことを信
じる。
2、聖書(旧約&新約)の中心的なテーマは、イエス・キリス
トであり,そのあがないであることを受け止める。