CSテキスト2年目10

2週目

聖書知識シリーズ「教理」

 

「神であるイエス・キリスト1」

 

【暗唱聖句】

Ⅰヨハネ5:5

世に勝つ者はだれか。イエスを神の子と信じる者ではないか。

 

目的】

前回は、イエス・キリストが完全な人であることを学びました。

私たちと同じように、あるいはそれ以下の生活の中で、私たちと同じように子供時代を過ごし、人間の喜び、痛み、肉体の制限を体験されました。

 

今回は、キリストのもう一つの重要な面を学びます。

それは、イエス・キリストが、神であられることです。

 

1、神様とはどんなお方でしょうか。

 

イエス様がどんなお方であるかを学ぶ前に、そもそもどんなお方が神様か復習しましょう。

     一年前に、私たちは神様がどんなお方であるかを学びました。

 

   神様とはこのようなお方でした。

  完全な聖さを持ったお方

  永遠のお方(創造以前より存在し、永遠に生きておられる)

  全能なお方(どんなことでもすることができる)

  全知 (すべてを知っておられる)

  不変 (いつまでも変わらない)

  偏在 (どこにでも居られる。空間に制限されない)

  創造主(天と地、私たち・地球・宇宙を造られた方)

  罪を赦すことができる(権威を持っておられる)

  礼拝を受けるにふさわしい方

 

2、イエス・キリストについて聖書はどう語っているでしょうか。

 

イエス・キリストは・・・

 

 

(1)完全な聖さを持ったお方でした。

  

イエス様は罪を犯されませんでした。

 

ヨハネ

8:46 あなたがたのうちだれか、わたしに罪があると責める者がいますか。わたしが真理を話しているなら、なぜわたしを信じないのですか。

         

 

2コリント

          5:21 神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。

 

(2)永遠のお方(創造以前より存在し、永遠に生きておられる)

黙示録2213 

わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである。

 

(3)全能なお方(どんなことでもすることができる)

マタイ 28:18 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。

 

(4)全知 (すべてを知っておられる)

 

ヨハネ16:30 いま私たちは、あなたがいっさいのことをご存じで、だれもあなたにお尋ねする必要がないことがわかりました。これで、私たちはあなたが神から来られたことを信じます。

 

(5)不変 (いつまでも変わらない)

 

ヘブル13:8 イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じです。

 

(6)偏在 (どこにでも居られる。空間に制限されない)

 

マタイ 28:20 見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」

 

(7)創造主(天と地、私たち・地球・宇宙を造られた方)

 

コロサイ

1:16 なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。

1:17 御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。

  

ヨハネ

           1:2 この方は、初めに神とともにおられた。

1:3 すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。

 

(8)罪を赦すことができる(権威を持っておられる)

 

マルコ

2:9 中風の人に、『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。

2:10 人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」こう言ってから、中風の人に、

2:11 「あなたに言う。起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われた。

2:12 すると彼は起き上がり、すぐに床を取り上げて、みなの見ている前を出て行った。それでみなの者がすっかり驚いて、「こういうことは、かつて見たことがない。」と言って神をあがめた。

 

(9)礼拝される方(礼拝を受けるのは、ただ神様だけ)

 

マタイ

  8:2 すると、ひとりのらい病人がみもとに来て、ひれ伏して言った。

     

ピリピ

2:10 それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、

2:11 すべての口が、「イエス・キリストは主である。」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。

 

3、イエスキリストは神様です。

 

聖書を調べると、イエスキリストがどんなお方であるかが書かれています。

それを、ひとつひとつ見ていくと、それは神様のことと同じであることがわかります。

つまり、聖書は、イエスキリストこそが真の神様であること教えているのです。

 

イエス・キリストは、私たちの神様です。

私たちはこのお方を信じています。

 

 

弟子たちが、イエス様の本当の姿を見た出来事があります。

 

4、       イエスの姿が変貌した出来ごと。

 

マルコ9:2

それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった。

9:3 その御衣は、非常に白く光り、世のさらし屋では、とてもできないほどの白さであった。

9:4 また、エリヤが、モーセとともに現われ、彼らはイエスと語り合っていた。

9:5 すると、ペテロが口出ししてイエスに言った。「先生。私たちがここにいることは、すばらしいことです。私たちが、幕屋を三つ造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」

9:6 実のところ、ペテロは言うべきことがわからなかったのである。彼らは恐怖に打たれたのであった。

9:7 そのとき雲がわき起こってその人々をおおい、雲の中から、「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」という声がした。

9:8 彼らが急いであたりを見回すと、自分たちといっしょにいるのはイエスだけで、そこにはもはやだれも見えなかった。

 

(変貌山の出来事)

イエス様は弟子たちを連れて高い山に登りました。弟子たちに「従う者の幸い」という教えをして6日後のことでした。ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて行きました。高い山に登ったのは人々から離れ祈るためでした。山でイエス様の姿が変わりました。弟子たちの目の前で姿が変わりました。み衣が白く光り、驚く白さになりました。エリヤ(預言者)とモーセ(律法が現われイエス様と語りあっていました。

 

弟子たちはイエス様の栄光の姿を見ました。

 

ペテロは驚きと恐怖のため「3つの幕屋をつくる」と言いました。

雲がわきあがり人々をつつみ、雲の中から声がしました。

声がした後、弟子たちが一緒にいたのはイエスさまだけでした。

                                                                  

イエス様は、この時、イエス様が神様であることをペテロたちに教えました。

イエスだけが、神様です。

 

この時、ペテロに語られました。

「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」

私たちが本当に聞かなければならない声は神様の声です。そしてそれはイエス様が語られる言葉ですね。

私たちもイエス様を神様と信じ、イエス様の言葉を聞き、信じてしたがっていきましょう。

 

 

 

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