CSカリキュラム3年目5月第3週目

聖書物語旧約シリーズ「エリヤの祈り」

 

主題:エリヤの祈り

(本当の神様)

 

 

聖句:第一列王記 18:24「私は主の名を呼ぼう。その時火をもって応える神、その方が神である。」

聖書箇所:第一列王記18章

 

参考:バアルの神(写真、又、参考資料参照)、エリヤ祭壇の前で祈る絵。 

 

お話:

アハブという王がイスラエルを治めていた時代。 アハブは后のイゼベルにそそのかされてバアルという神を拝み始めた。(バアル神様はエリヤをつかわし、本当の神に仕えるように忠告したが、それを聞かないアハブを見て、神様はエリヤを通して、雨が3年降らないと預言する。

イスラエルの民も、周りの国々が偶像を拝んでいるのに影響されて、本当の神様だけを神として仕えず、バアルにも仕えるどっちつかずの生活をしていた。

エリヤが預言したとおりに3年間雨が降らなかったその後、神様は「アハブに会いに行きなさい」と言われる。

エリヤ、アハブに会いに行く、アハブ「エリヤ、お前のせいでこんなことになったんだ!」

エリヤ、本当の神がどっちか勝負を挑む。(神様の命令)

カルメル山 エリヤ、王、バアルの預言者450人、イスラエルの民

祈って、祭壇の上のいけにえに火をつける神を本当の神としよう。

バアルの預言者朝から夕方まで祈り続ける。応えなし。

エリヤ、いけにえに水を注ぎ、祭壇の周りの溝にも水を注ぐ

「神様、私の祈りを聴いてください。あなたこそ生きている本当の神様であることを教えて下さい。」 その時、天から火が降ってきてささげものをみんな焼き尽くしてしまった。

みんなはびっくりして「エリヤの神様が本当の神様だ」と言った。

そして、エリヤが祈ると3年ぶりに大雨が降り始めた。

 

 

 

ポイント

1. 本当に生きていて、力があり、私達を愛してくださっているのは私達の神様です。

2. 神様以外の神、お化け、そういったものに力は全然ありません。ただ怖がりで本当の神様を知らない人達が創造しただけのものなのです。

3. でも私達がその他の神に心を開いていくと、悪魔がそれを用いて私達を神様から離そうとします。 だから、私達もいつも神様とお話をして、神様が大丈夫だよと私達に語っているのを聞く必要があるのです。

4. エリヤのように、神様の言葉を聞いて、神様の事を証できる子供達になりましょう。

5. クリスマスには、神様を知らないお友達に神様の事を伝えることが出来るように教会のクリスマス会に誘いましょう。

 

 

 

 

参考資料:

バアル:バアルはカナン人の神で、彼らによって礼拝されていた神々の中の最高神ではありませんが,彼らにとって最も重要な神でした。

 

バアルは雨や風や雲を支配する力を有しており,バアルだけが,人間や家畜や作物を不妊や不作から,さらには死からさえ救い出せると考えられていました。そして、バアルによる保護がなければ,カナン人の執念深い神であるモトが必ず災いをもたらすとされていました

 

前3千年紀から前1千年紀のシリア・パレスティナでのもっとも活動的な男神で,別名ハダドHadad。その名は〈主〉を意味する。バアルは大地をうるおす冬の雨もしくは嵐の神であり,出土する神像は右手に矛を振り上げ,左手に稲妻の光の穂を握る若き戦士の姿である。ウガリト神話では戦士としてのバアルの活躍が目覚しく,混沌の象徴ヤムの脅しに屈しようとする老いて力の衰えた最高神エールを尻目に,ひとり立ち向かってこれを征服する。・・・

 

バアル(ウガリット語形 b‘l [ba‘alu])は、カナン地域を中心に各所で崇められた嵐と慈雨の神。

 

ダウンロード
3年目5月3週目_エリヤの祈り.doc
Microsoft Word 46.0 KB
ダウンロード
3年目5月3週目_エリヤの祈り.pdf
PDFファイル 136.6 KB