CSカリキュラム3年目2月第週目

初代教会シリーズ「宣教と迫害」

 

「パウロの回心」

 

聖句:ヨハネ1516 「あなたがたが私を選んだのではありません。私があなたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなた方がいって実を結び、そのあなた方の実が残るためです。」

 

聖書箇所:使徒行伝91-22

主題: パウロさんの回心

参考: 御言葉、

 

目標: 新約聖書の大部分を書き、初代教会時代に世界宣教に大きく貢献したパウロさんが、どのようにイエス様に出会い、変えられたのかを子供達に伝え、誰もとどめる事の出来ない神様のご計画の偉大さと、その選びについて、子供達に話しをする。

 

背景:

初代教会は誕生したが、迫害にさらされ、多くの信者達はエルサレムから出て行く事を余儀なくされた。しかし、多くの使徒や信者によって、イエス様の救いは全世界に広がっていた。初代教会を迫害するユダヤ人達はなんとかして、この状況を鎮圧する為に、働いていた。サウロもこの働きに積極的に参加していた。

 

お話:

l  今日はパウロ(サウロ)さんのお話です。この人は、ステパノさんが、石打ちの刑で殺された時、石を投げつける人達の上着を預かって、助けた人。

l  ある日サウロは、イエス様を信じる信者を捕まえ、殺す為に、ユダヤ教の大祭司の所へ行って、ダマスコという町でクリスチャンを取り締まる許可をもらいました。そして、クリスチャンを捕まえるため、息巻いて、ダマスコの町へ向かっていました。

l  しかし、ダマスコの町に近づいた時、天からまぶしい光が照らされ、サウロは地に倒れました。そして「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか?」という声を聞きました。

l  サウロさんは、誰の声か分からないので、「主よ、あなたはどなたですか?」と聞きました。すると、その声は「私は、あなたが迫害しているイエスである。ダマスコの町に入りなさい。そしたら、あなたのすべき事が教えられる。」と言いました。

l  サウロと一緒にいた人々には、声が聞こえたのですが、何も見えないのでビックリしてたたずんでいました。サウロは、目が見えなくなり、人に手を引かれてダマスコの町へ行きました。

l  それから3日間、サウロは目が見えず、恐ろしくて、飲む事も食べる事も出来ませんでした。今まで良かれと思って迫害していた人々の信じるイエス様は、本当に神様だったのです。

 

l  さて、神様はダマスコの町にいた、アナニヤさんに言われました。「ユダさんの家にいる、サウロを訪ねなさい。そして、目が見えなくなっている彼の為に祈ってあげなさい。」

l  アナニヤさんは、「サウロは、あなたを信じる人々にひどい事を繰り返し、今度は、ダマスコにいるクリスチャン達を捕まえて、殺そうとしている人ですよ。」と神様に言ったのですが、神様はこのサウロさんを選んでいるので、行きなさいとアナニヤさんに言われました。

l  アナニヤさんは、恐る恐る、サウロさんの所に行き、手をおいて祈りました。すると、サウロの目から、うろこのような物が落ち、目が見えるようになり、聖霊を受けました。そして、その後、洗礼も受けました。

l  サウロさんは、全く変えられました。以前は、クリスチャンを捕らえ、迫害していた人が、今度は、イエス様の事を、一生懸命伝える人になりました。

 

ポイント

1.     神様が、人々に出会う時、人々は全く変えられます。

2.     私達は、たとえどんなに賢くても、神様に直接出会う体験なしでは、道に迷って間違った生き方をしてしまいます。サウロさんは、旧約聖書の勉強を子供の頃から人一倍して、聖書に書かれている神様の事を良くしっていましたし、聖書の学者さん達とも話し合ったりする事が出来る賢い人でした。そして、イエス・キリストは神様なんかじゃないと思っていました。しかし、イエス様に出会った時、彼は、間違った生き方をしていたと心から知る事が出来ました。

3.     神様はサウロさんのような、神様に反抗している人をも、悔い改めさせ、神様の働きの為に使う事が出来ます。神様には不可能な事はありません。

4.     サウロさんは、神様に選ばれました。皆さんも、神様の事を伝える為に神様に選ばれています。

 

 

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