CSテキスト3年目第2週目
教理シリーズ「教会4」
「教会4-地方教会と普遍的な教会」
復習
(復習1)教会はエクレシア
教会と言うと、建物だと思っていませんか。それは聖書的な理解ではありませんね。
教会ということばは、ギリシャ語の“エクレシヤ”ということばで、「集会」または、「呼び出された者たち」という意味でしたね。
教会とは、建物ではなく、“人々”の意味から来ているのです。ですから、わたしたちひとりひとりがひとつとなったのが教会です
ローマ書16章5節には、「また、その家にある教会によろしく伝えてください。」と パウロは、その家にある教会のこと、つまり教会の建物ではなく、キリストのからだである信者達のことを言っています。
(復習2)教会はキリストのからだ。
エペソ1章22-23節では、「また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。」
キリストのからだはペンテコステの日から空中携挙までの間のすべての信者で成り立っています。
(本題)
地方教会と普遍的な教会
キリストのからだとしての教会には二つの姿があります。
それは、地方の教会と普遍的な教会です。
1 地方の教会
ガラテヤ1章1-2節に地域教会のことが書いてあります。
「使徒パウロ、私と共にいるすべての兄弟たちから、ガラテヤの諸教会へ。」
ここで、ガラテヤ地方には多くの教会、つまり地域教会と呼ぶ教会があったことがわかりますね。 ニューライフキリスト教会、〇〇教会、などというのは普遍的な教会ではなく、地域の教会にあたるのです。
ニューライフキリスト教会のように、私たちが普段、直接的に属する教会は、地方教会です。日本にも世界にも私たちが知らない教会がたくさんあります。それぞれ、それぞれの場所で、キリストの体を建て上げるためにひとつとなって、イエス様の思いを実現しています。
聖書で地域教会が何度も取り上げられていることでわかるように、地域教会はとても大事な役割と意味があります。ニューライフキリスト教会という地域教会もそのひとつです。神様はこの教会を愛しておられ、イエス様がそのリーダーで、私たちはその肢体のひとつひとつとして、尊い存在であり、また重要な存在なのです。
(1) 普遍的な教会・・・ひとつの体となるように
地方教会とは別に教会には、もうひとつの面があります。
そのことを普遍的教会といいます。それはイエスキリストと個人的関係を持つすべての人達のことです。
普遍的教会というのはキリストを信じ救いを受けた人たちすべてによって成立っています。
第1コリント12章13節では、「なぜなら、私達はみな、ユダヤ人もギリシャ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテズマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」と書いてあります。
キリストを信じる者がすべてキリストのからだの一部分であることがわかります。
ほんとうの神の教会はある特別な建物でも、また特別な宗派でもないのです。神の普遍的教会は、イエスキリストに置く信仰によって救いを受けたすべての者なのです。つまり、グループや、国籍、民族、宗派を超えたひとつのキリストの体に属しているのです。
キリストにあって、世界のクリスチャン同士、同じキリストの体なる教会に属しているのです。それは世界レベルの教会です。
ですがら、私たちは他の教会のメンバー、外国の教会のメンバーとも同じように祈りあい、励まし合い、助け合うことができます。
他の教会と一緒に何かをすることは、この普遍的に教会として行うこととしての意味があります。また他の教会のクリスチャンと交わり、愛しあうことは、このことの実践とも言えます。そして、この普遍的な教会の頭もまたキリストおひとりなのです。
神様の思いは地方教会にあるのと同じように、この普遍的な教会にもあります。そして神さまのもとで、一つとなっていくことは神様の思いなのです。
私たちは地域教会(ニューライフキリスト教会)に属していると同時に、この普遍的な教会にも属していることを覚えておいて下さい。