CSテキスト3年目12月第5週目
クリスマス5
出典元(こひつじ)
タイトル 東方の博士
テキスト マタイ2:1-12参照箇所
暗唱聖句 マタイ2:11
■導入
今年はみんなにとってどんな一年でしたか?
先週はクリスマスでしたが、みなさんはクリスマスプレゼントをもらいましたか?プレゼントをもらえるということは、とってもうれしいことですね。
クリスマスの日に、天の父なる神様が私たちに大切なプレゼントを下さいました。それはイエス様です。今日は、そのイエス様にすばらしいささげものをした人たちのお話です。
■ポイント1東方の博士たちは不思議な星を見ました
イエス様は、ユダヤのベツレヘムの馬小屋でお生まれになりました。そのベツレヘムからずっと遠い、東の国に、博士たちが住んでいました。
ある晩のことでした。博士たちは、自分たちの国で空をじっと見ていました。すると今まで一度も見たことのないような不思議な星を見つけました。
「みなさん、見て下さい。あの大きな輝く星を。」「ほんとうだ。なんて大きくて輝いている星だろう。きっと何かの知らせに違いない」
博士たちは、いろいろと調べてみました。そしてその星がユダヤの国に救い主が生まれたしるしであることをつきとめました。
博士たちは「ユダヤ人の王様が生まれたんだ。みんなでさがしに行こう」と言いました。
博士たちは長い旅行の準備をして、大きならくだの背中に乗って、西の方に向かって出発しました。博士たちは、星をたよりにして何日も歩き続けました。暑い砂漠や、広い川を越えて、王様が生まれたと思う、エルサレムのそばまでやって来ました。
■ポイント2東方の博士たちはエルサレムでヘロデ王に会いました
博士たちは、エルサレムに着くとヘロデ王の宮殿に行きました。そしてこのように言いました。「ユダヤ人の王として生まれた方はどこに居るのでしょうか?私たちは東の国で、その星を見て、拝みに来たのです」。
ヘロデ王は、もう一人の王様が生まれた、ということを聞いてとても不安になりました。それは自分だけが王様だと思っていたからです。そこで学者たちを呼んで、「預言者たちは、その子どもがどこで生まれると言っているのか」と聞きました。学者たちは皆、「ベツレヘムです」と言いました。
ヘロデ王は博士たちに、「行ってその子のことを詳しく調べてほしい。そして見つけたら戻って来て、私に教えてほしい。私もその王様を拝みに行きたいからね」と言いました。
ところが、ヘロデ王は、新しい王様を見つけたら拝みに行く、と博士たちに言ったのはウソでした。本当は別の計画がありました。それは、その新しい王様として生まれた赤ちゃんをすぐに殺してしまうつもりだったのです。しかしその計画は博士たちには秘密にしていました。
■ポイント3東方の博士たちはイエス様にささげものをしました
博士たちはふたたび、らくだに乗ってあの星のあとについて、何キロか離れたベツレヘムへ行きました。そしてついに、イエス様の居る家に着きました。家の中にはいってイエス様を見た博士たちは、ひれ伏して拝みました。
そして、黄金、乳香、もつ薬など、素晴らしい贈り物をさしあげました。博士たちは、イエス様にお会い出来たので、とても幸福でした。そして、やがてユダヤ人の王様になる人を見せて下さった神様に感謝しました。
その晩、神様は博士たちの夢の中で、「ヘロデの所へ行かないで、ほかの道から帰りなさい。ヘロデはこの子を拝むのでなく、殺そうとしている」と教えました。博士たちは夢で教えられた通りにして、ヘロデ王の所へは帰らずに、他の道を通って自分の国へ帰っていきました。
■結論東方の博士たちは幼子イエス様を礼拝しました
適用(聞き手に最もふさわしい適用が与えられるように祈りましょう)
博士たちは、黄金、乳香、もつ薬などの宝物をイエス様にささげました。彼らは自分たちが準備できる一番良い物をささげたのです。私たちは、イエス様に何をおささげすることができるでしょうか?
神様の前で心から賛美することでしょうか?神様のご用のために献金をささげることでしょうか?毎週日曜日はかならず礼拝をささげることでしょうか?神様のすばらしさをお友達に伝えることでしょうか?自分にできることを神様にお祈りをしてさがしてみましょう。イエス様はあなたのささげものを喜んで下さいます。