CSカリキュラム3年目2月第４週目

初代教会シリーズ「ドルカスさん」

主題：　ドルカスさんのお話

聖句：1ヨハネ3：18　私達は口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。」

聖書箇所：使徒行伝9：36-42

目標：　ドルカスさんのお話を通して、人々に親切にする事の大切さ、また、死からよみがえらせて下さる神様の御業を子供達に伝える。ドルカスさんは、新約聖書の中での、マザーテレサのような存在でした。

背景：

初代教会が誕生し、方々に福音が伝わり、色々な場所で神様を信じる人々が増え、神様の御業も広がって行った。ヨッパの町でのお話。

お話：

 ヨッパという美しい港の町にドルカスさんという女の人がいました。彼女は多くの人々（クリスチャンであっても、なくても）に良い事をしてあげていました。

 良い事：病気の人をお見舞いしてあげた、お世話をしてあげた、何か足りなくて困っている人には、自分の物をあげた。食事をさせてあげたり、服を作ってあげたりしていました。

 ある日、ドルカスさんは病気にかかてしまいました。周りの人達は一生懸命看病をしましたが、とうとう、死んでしまいました。周りの人達は本当に悲しくなってしまいました。

 その頃、イエス様のお弟子さんだったペテロが、近くの町に来てあらゆる人をいやしているという話しを聞き、２人の人が走って出かけて行き、ペテロさんにドルカスさんの為に祈って欲しいとお願いしました。

 ペテロさんは、ドルカスさんの町にやってきました。人々は、口々に「どうぞ、ドルカスさんを見てあげて下さい。」、「ドルカスさんは本当にいい人でした。」、「私に上着を作ってくれました。」「私にはシャツを作ってくれました。」、「私がおなかがすいている時、食べさせてくれました。」と言いました。　Q：みんながいなくなったら、周りの人達はどう思い、何と言うでしょう？

 ペテロさんは、みんなを部屋の中から出して、神様にいのりました。そして、「ドルカス、起きなさい。」といいました。すると、指がピクッと動き、彼女は息をし始めました。そして、目を開け起き上がったのです！　Q：人間をよみがえらせるというのは、神様だけが出来る奇跡です。

 人々は部屋の中に入って来て、起き上がっているドルカスさんを見て、ビックリして、神様を賛美し始めました。これを見たヨッパの沢山の人々はイエス様を信じました。

ポイント

1. たとえ、人と違ったり、変だと思っても、全ての人を同じように愛する事は、とても良い事なのです。

2. イエス様の事をみんなに伝えようと思っても、お友達や他の人達に優しくなかったら、教会に誘っても、「来たいなあ。」とは思わないでしょう。イエス様を知らない人に、イエス様の事を伝える一番良い方法は、人々に優しくして、良い事をしてあげる事です。イエス様のように、人々に優しくなりましょう。

3. あなたが救われているのは、あなたが良い事をしているからではありません。あなたは、恵みによって救われています。そして、神様から愛を受ける時に、本当に他の人に良い事をする事が出来るようになります。

4. イエス様だけが、死を打ち破る事の出来る方です。