CS テキスト 2 年目 12 月第 5 週目

クリスマスシリーズ 

 

テーマ   シメオンとアンナの証し

タイトル   全世界の救い主、イエス様

テキスト   ルカ2:21-38

暗唱聖句   イザヤ49:6


導入

最初のクリスマスの日にイエス様に出会った人は、あまり多くありませんでした。だけど実は、救い主イエス様がお生まれになることは、はるか昔から神様のみことば(聖書)によって約束されていたのです。それは、全世界にいるすべての人々が救い主イエス様を信じて、救われるためだったのです。


1 ヨセフとマリヤはイエス様をつれて神殿に行きました


イエス様が生まれて八日目になりました。ヨセフとマリヤは聖書にしるされている赤ちゃんのきよめの儀式を行い、名前を“イエス”とつけました。イエスという名前は生まれる前に、ヨセフにもマリヤにも同じく天使がつけるようにと言われていた名前でした(:21)。

ヨセフとマリヤは、聖書の教えを守る、信仰深い夫婦でした。彼らは聖書の定めに従って、イエス様をつれてエルサレムにある神殿に行きました(:22)。


例:教会ではね、この時のヨセフとマリヤがイエス様を神殿に連れていったように、お父さんとお母さんが赤ちゃんを教会に連れてきて、「献児式」っていうのをするんだよ。教会の牧師やみんなに祝福を祈ってもらいます。例えば、○○ちゃんも赤ちゃんの時に献児式を教会でしました。


✎出産後の母親のきよめの儀式についてはレビ12章、長男の聖別の儀式については出13:2,12-16、

民18:15-16を参照。


2 シメオンは神殿でイエス様に出会いました


エルサレムには多くの信仰深い人たちがいました。その中にシメオンという人がいました。シメオンはいつも神殿で神様を礼拝して、イスラエルの人々が救われることを祈り求めていました。シメオンには聖霊がとどまっていました(:25)。またシメオンは、救い主を見るまで死なないと聖霊のお告げを受けていました(:26)

イエス様がヨセフとマリヤに連れられて神殿にやって来た日にも、シメオンは聖霊に導かれて神殿に行きました。そして、シメオンは赤ちゃんのイエス様を見つけて、この方が救い主であるということがわかりました(:27)。

シメオンは、赤ちゃんのイエス様を腕に抱いて、神様をほめたたえて言いました。「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。私の目があなたの御救いを見たからです。御救いはあなたが万民の前に備えられたもので、異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの光栄です。」(:28-32)このようにして、シメオンはイエス様が“全世界の救い主”であると預言しました。


問い:シメオンは、どうしてイエス様が救い主だって分かったのでしょう?また救い主を腕に抱いた時のシメオンの気持ちはどんな気持ちだったと思いますか?


☞シメオンの預言の内容は、今週の暗唱聖句「イザヤ49:6」において預言されています。


3 アンナはイエス様が救い主であると語りました


エルサレムに住んでいた信仰深い人の中に、アンナという人もいました。アンナは年をとった女の預言者で、いつも神殿で神様を礼拝していました(:36,37)。

イエス様が神殿に来られた時に、アンナも神殿にいて、イエス様に出会いました。そして、とても喜んで神様を賛美して、神様を礼拝するためにエルサレムにやってくる多くの人々にイエス様が救い主としてお生まれになったことを語りました(:38)。


参考:「シメオン」には、「聞く」という意味があります。(「シモン・ペテロ」の「シモン」のへブル語式読み方が「シメオン」です) 「アンナ」は、「恵み」という意味があります。


結論 イエス様が約束された救い主です

シメオンとアンナは、聖書の中で約束された神様の救いを待ち望んで、とうとう救い主のイエス様に会うことができました。そして、イエス様のことを多くの人々に伝えました。そのようにして今日に至り、日本に住んでいる私たちにもイエス様の救いが宣べ伝えられたのです。イエス様は全世界の人々の救い主です。私たちもイエス様の救いを伝えていきましょう。


1.イエス様に出会ったことを感謝しよう!・・・今年1年間もいろいろあったでしょう。(アンナも84歳までいろいろあったでしょう)でも、今、こうやって1年の最後の礼拝に来て、イエス様を信じていることを感謝しよう。


2.来年こそ友達に「イエス様は救い主だよ」って宣べ伝えましょう。


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